危機管理におけるビジョンの重要性(歴史的根拠)

危機管理に関してビジョンの重要性は何度も繰り返されてきました。
例えば、古代から、周辺諸国の憎しみの的となりやすかったイスラエルにおいて
40年間、繁栄と安定、経済成長を実現した賢人ソロモン王はビジョンの重要性
について次のような言葉を残しています。(聖書(New World Translation)に記録されている言葉から)

Where there is no vision the people go unrestrained. Proverbs 29:18
(ビジョンがなければ人心は離れていく)
復興ビジョンとセットでこそ、逆境や困難を伴う指示に従いやすくなります。

また、期待感を裏切る事態の進展がいかにリスクかについてもソロモン王は言及しています。
Expectation postponed is making the heart sick. Proverbs13:12
(期待がなかなか実現しないと心が病むことになる)
甚大な被害をもたらした震災と余震、それに伴う原発事故の影響、また、物資の不足や将来への不安
のためにPTSD(心的外傷ストレス)になるリスクが極めて高い状況で、期待を政府や企業が裏切るなら深刻な事態になることは古代から賢明な指導者は心得ていたことがわかります。

賢明なリーダーシップの発揮の核にビジョンがあること、
その実現(小さな期待を段階的に実現させていく)に向けてのプロセスが如何に重要かがわかります。

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