「永遠よりの光によって、
生きる理由だとか働く理由だとかいったものではなく、
そうした理由を求めずにすませられるほどの充実が与えられますように」
(シモーヌ・ベーユ、「重力と恩寵」より)
シモーヌ・ベーユの「重力と恩寵」。
新聞の小さな記事で彼女の文章に触れ、あまりのかっこよさにグッと来て、本を求めました。
上の言葉は、その中の「労働の神秘」という章の一節。
全体もビシビシ来る内容で、以後、愛読書となりました。
折に触れて読み返す本をもつという経験は人生の喜びの最たるものの一つだと思います。