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大人になるということ-1

早川です。

仕事を通して幸福になる。
そのために仕事を通して成長する。
成長とはよい方向への変化である。
ゆえに成長するためにはまずは変化志向が必要となる、と言いました。

しかしやみくもに力任せにただ変化すればいいというわけにはいきません。
「犬も歩けば棒にあたる」というわけには行かないでしょう。
私たちは犬ではないのですから。

犬の散歩のような行き当たりばったりではない「意図した変化」を遂行していくには、今の自分の現在地点と行き先となる目標地点を暫定的にでも定めておかねばなりません。
この二点が定まれば「方向」が見出せるはずだからです。

では現在地点(ASIS)はどこか?
目標地点(TOBE)をどこに定めるか?

成長のためのASISとTOBEを「子供から大人へ」と定めてみるのはどうでしょうか?
成長とは子供が大人になることでもあるからです。
たかだか100年くらい生きるだけでは人間としての究極の成熟に到達することなど叶いません。
ですから、「大人になれ」=「成熟せよ」という遂行的命題はいくつになっても追いかけることのできる目標たりえるはずです。
だからこそ、人生のゴールデンタイムを産業人として生きることに決めた限りは仕事を通して一定の成熟へと成長していかなければならないし、それができなければ人生の全体を幸福なものにできない。

仕事を通して大人になる。
つまり、産業人として成熟することをとおして人間として成熟する。
人間としての成熟を通していっそう産業人としても成熟する。
そういう循環を作り出す。

「ソウイウヒトニワタシハナリタイ」

Love & Work!