「おとばなしのようにハッピーエンドならいいさ
社長さんのようにえらくなれたらいいさ
でも、幸せなんてどう終わるかじゃない、どう始めるかだぜ
でも、幸せなんて何を持ってるかじゃない、何を欲しがるかだぜ」
(はっぴいえんど、「はっぴいえんど」より)
I wish for a happy ending as in a fairy tale.
I wish I could be great like a company president.
But happiness isn’t how you end.
Rather it is how you start.
Yeah, happiness isn’t something you have,
but something you want.
日本語ロックの草分けのバンド、はっぴいえんどのデビューアルバム、「はっぴいえんど」の中の「ハッピーエンド」という曲の一節。
はっぴーえんどが「はっぴいえんど」の中の「はっぴいえんど」という曲でハッピーエンドを否定しているという凝った作りになっているわけです。
作曲は細野晴臣、作詞は松本隆。
作曲は細野晴臣、作詞は松本隆。
松本隆は後に、松田聖子の曲などを手がけ、大物作詞家になりました。
ベースの細野晴臣はYMOでブレーク。
ボーカルの大滝詠一もアルバム「ロングバケーション」の大ヒットで巨匠の仲間入り。
ギターの鈴木茂だけはその後地味な展開ですが、スタジオ・ミュージシャンとしては大御所。
というわけで、彼ら自体は「おとぎばなしのように、社長さんのよう」なハッピーエンドを掴んだようにも見えます。
でも、「どう始めるか、何を欲しがるか」なんですよね。