『法隆寺は焼けてけっこう』

「『法隆寺は焼けてけっこう』―――嘆いたって、はじまらないのです。
今さら焼けてしまったことを嘆いたり、それをみんなが嘆かないってことをまた嘆いたりするよりも、もっと緊急で、本質的な問題があるはずです。

自分が法隆寺になればよいのです。」
(岡本太郎、「日本の伝統」より)

There is no use crying over the burnt Horyuji temple.
There should be more urgent and essential issues than crying over now the fact that it was burned and that people don’t cry over it.
You can be the Horyuji.

岡本太郎の再評価が進んでいるようです。
大変結構!

上の言葉は、1949年、法隆寺金堂の修理解体中に火災 が発生し、金堂内部の柱と壁画が焼けたことを受けてのもの。
「芸術は爆発だ!」に次いで、「人口に膾炙」しつづける彼の決め台詞の一つとなりました。

山下裕二さんは「太陽の塔を国宝に!」という運動をしている方です。
上の言葉を受けてこんなことを言っていました。

「岡本太郎が死んだことを嘆いたってはじまらない。
今さら死んでしまったことを嘆いたり、それをみんなが嘆かないことをまた嘆いたりするよりも、もっと緊急で、本質的な問題があるはずです。
自分が岡本太郎になればよいのです。」
(山下裕二「岡本太郎宣言」より)

この覚悟やよし!

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