<個人が勝手にやる公共事業>

「小商いのはじめかた」(伊藤洋志著)を読了。
伊藤さんの本はこれで3冊目。
「ナリワイをつくる」=「人生を盗まれない働き方」
「フルサトをつくる」=「帰れば困らない場所を持つ暮らし方」
そしてこの「小商いのはじめかた」には次のような副題がついています。
「身の丈にあった小さな商いを自分ではじめるための本」
「日本劣化論」における笠井さんの次の結論を思い起こしました。
<独立生産者として自立し、自由に連合して相互扶助する>
笠井さんの言葉を真に受けたときに立ち上がってくる問い=「ではどこから、どのようにはじまるか?」、に対する一つの答えがここにあります。
笠井さんの本で問いが立ち上がり、伊藤さんの本で答えにめぐりあう。
そういうセレンディピティが嬉しい。
エピローグの中で伊藤さんが言っている次の言葉。
グッときてしまいました。
<小商いは『個人が勝手にやる公共事業』だ!>
大きくても小さくても自分の仕事を「勝手にやる公共事業」と言い切れるなんて、「そうこなくっちゃ!」という感じです。
アッパレ!

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