「産業革命がレイバーの職を奪った後、
産業や経済社会の変化があって、ワークの仕事は徐々に拡大していったのである。
それを我々は経済成長と呼んだのだ。
大切なのは、機械や情報システムに置き換わってしまうようなワークではなく、人間にしかできない質の高いプレイヤーとしての仕事が増えていくように努力することである。」
(伊藤元重、日経「経済教室」より)
それを我々は経済成長と呼んだのだ。
大切なのは、機械や情報システムに置き換わってしまうようなワークではなく、人間にしかできない質の高いプレイヤーとしての仕事が増えていくように努力することである。」
(伊藤元重、日経「経済教室」より)
今日の日経にあった言葉です。
伊藤さんは「仕事」を3つのタイプに分けて論じます。
「レーバー」、「ワーク」、そして「プレイ」です。
産業革命以前の仕事は押しなべて「レイバー」。
だから、当時の労働者は産業革命=機械化に怒って、「打ち壊し運動」をした。
そして、時代は回り、今、ワークの仕事が情報化、グローバル化によって侵食されている。
その結果、「もう成長は無理だという諦めと、無理して成長しても幸せにはなれないという開き直りが混在」した情況が時代を覆っている、と伊藤さんは言います。
しかし、「レーバー」→「ワーク」という仕事の質の変化=高度化が「成長」をもたらしたように、「ワーク」→「プレイ」という変化が次なる成長をもたらしうる、と論じます。
伊藤さんはこう論考を結んでいます。
「次世代の人材を育てない限りプレイヤーは増えないだろうし、プレイヤーが増えない限り日本の成長もない。
(中略)
人材投資がプレイヤーを増やす鍵となる。」
ゴモットモ!
Love & Work!