成長実感

早川です。

先回、「仕事を通して幸福になろう!」というメッセージを投げかけました。
ではどうしたらそうなれるか?

旭山動物園の園長さんは旭山動物園を今日の姿にするにあたって、来園者に動物が幸福にしてるところを見てもらいたいと考えました。
そこで、動物はどういう時が幸福かを考えた。
生殖と食事、これが彼らの幸福。
生殖に関しては管理せざるを得ないし、見世物にするわけにもいかない。
となると残るは食事。
それで、彼らが時間をかけて食物を獲得し、時間をかけて食事をとるように工夫した。
あっという間に手に入るものをあっというまに採ってしまっては幸福なときがあっという間にすぎてしまい、残りの時間が無為で不幸なものになってしまうからです。
そうやって、動物たちの幸福時間を長くし、幸福そうな動物を見るという人間の経験を幸福なものにしていき、今日の圧倒的な成功に至る(メダタシメダタシ)。

では人間の場合はどうでしょう。
人間にも幸福な「生殖と食事」は必要ですが、それだけでは足りません。
+アルファなにが必要か?
それは「成長実感」だろうと思います。

動物界で人間の新生児ほど無力な存在はありません。
動物たちは誕生後すぐに立ち、歩きするのに対して、人の子は何もできない。
ただ泣くだけの存在です。
人は生まれて即、人なのではなく、長い成長期を経て、「人に成る」のです。
「人に成る」プロセスを昇っているという実感は人に幸福感をもたらします。
そういう幸福感が成長を駆動し促すようにできているからです。
旭山動物園の動物たちが「生殖と食事」を喜ぶように、人は「成長」を喜ぶ、そのようにできているのです。

せっかくそのようにできているのですから、それを使わない手はないでしょう。
幸福になるためには成長しようとすればいい。
だったら仕事を通じて幸福になるためには仕事を通じて成長していけばいい。
そう想います。

Love & Work!

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