「あんなものは何でもありません」

「彫刻家になるための苦労を思えば、あんなものは何でもありません」
(佐藤忠良)

That had been nothing to the difficulty I had to be a sculptor.

佐藤忠良さんは今年、99歳で亡くなられました。
世田谷美術館であった展覧会を見てきたばかりだったので驚きまし

た。
「群馬の人」、「常盤の大工」、「オリエ」シリーズなどの代表作も展示されていました。

「オリエ」シリーズのモデルの「オリエ」さんは忠良さんの娘さんで、後に女優になった「佐藤オリエ」さんです。
「寅さんシリーズ」第二作のマドンナですね。
なつかしいなー・・。

さて、忠良さんは先の大戦の終戦後、ロシアに抑留された経験をもっています。
その彼が、その後ロシアを再訪したときに、現地のマスコミにこう尋ねられる。
「抑留生活は大変だったでしょう?」
その問いへの答えが上記の言葉です。

うーん、かっこいい。
こんな台詞をはいてみたいものです。

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