「人は解決できるものだけを問題として発見する」
(よみびとしらず)
People find solvable problems only as problems.
問題解決技法というものがあります。
問題を「あるべき姿」と「現状」のギャップという仕方で定義します。
そしてそのギャップを埋める方法を発見する、もしくは設計すること=解決、というわけです。
でも、実際にはそうなりません。
なぜなら、普通、人はそのギャップを埋める方法の見通しがつかないと、「あるべき姿」を構想できないからです。
つまり、
Asis+ 解決方法 = Tobe
という演算しかできないのです。
今日の言葉はそのことをシニカルな調子で表明したものです。
だから試されているのは「問題解決技法」ではなくて、How(方法)の見通しをつける前に理想的な状況を思い描く力=知的跳躍力=想像力=構想力なのです。